心理演習・心理実習を受講しました

放送大学の「心理演習」「心理実習」を2022年4月から受講しています。

1年がかりで学ぶ科目であるためまだ履修中ですが、今回は授業の様子や全体の大まかなスケジュールなどをお伝えできればと思います。

高倍率となった選考試験についてはこちらの記事もご覧ください。

「心理演習」「心理実習」とは

「心理演習」と「心理実習」は、いずれも公認心理師になるために必要な科目です。大学院に進む前に学部段階で履修する必要があります。心理演習は、ロールプレイや事例検討などを通じて心理職のあり方について学ぶ科目で、全ての授業が講義室で行われます。一方の心理実習では講義室を飛び出し、医療、司法、福祉などの各領域の施設を見学しに行くことになります。放送大学ではこれら2科目がセットで開講されています。

心理演習の様子

心理演習では、通常の講義の形に加えて様々なアクティビティを体験します。将来、大学院で学ぶにあたっての前準備という意味合いが強いようにも感じましたが、もちろんその先の未来で心理専門職として活動していく上での準備、という面があります。多くのエネルギーを必要とするものではありましたが、その分、とても価値のある講義でした。

心理実習の様子

心理実習は、心理専門職が活躍する各領域の施設を見学させてもらう形の授業です。ごく短い時間の見学ではありますが、それでも現場の雰囲気を肌で感じられることは極めて貴重な経験です。想像と違っていた部分も多く、まさしく百聞は一見にしかずといったところでしょう。こちらも大いに価値のある内容でした。

共通していること

いずれも、授業後や実習後にレポートを書く必要があります。手書きでの提出を求められるため、とても苦労しました。特に、3日間連続して講義がある日程では、夜、授業を終えてから寝るまでに仕上げなければならず、時間的になかなか厳しいものがありました。

とはいえ、その大変さが気にならないほどに興味深く、楽しく、そして充実感のある体験でした。来年の1月までまだまだ続くことに嬉しさを覚えるほどです。

受講生について

男女比はほぼ半々で、20代から50代まで幅広い年代の方が集まっていました。皆さんとても優秀かつ勉強熱心で、さりげない会話が弾むような親しみやすい方々でした。休み時間はもちろん、授業の中でアクティビティを通じて交流する機会もあり、これも対面授業の醍醐味だなと感じました。

開講スケジュール

放送大学こちらのページに大まかなスケジュールが掲載されています。4月から翌年1月までおおむね月1回程度のペースで講義があります。基本的には千葉県の幕張にある放送大学本部へ赴くことになるため、遠方から参加する場合は交通費や宿泊費がそれなりにかかります。早めに宿泊施設を手配しておくことをおすすめします。東京・神奈川・千葉・埼玉あたりからであれば通うことも十分可能ですが、3日間連続して授業がある場合などは大学の近くに宿泊してしまうのも手だと思います。そうすれば、レポートを仕上げるための時間も確保できるでしょう。

宿泊施設について

かつては放送大学セミナーハウスという施設に安く宿泊することができましたが、2022年現在は利用できません。再開の目処も立っていないようなので、周辺のホテルなどを利用するしかありません。幸い、幕張メッセが近くにあるためホテルには困りません。ただ、放送大学から徒歩圏内で、かつ安く泊まれるホテルとなると意外と少ない印象でした。

アクセス

大学へはJR総武線幕張駅京成千葉線京成幕張駅、もしくはJR京葉線海浜幕張駅からいずれも徒歩20分ほどです。近くにはコンビニはもちろん、イトーヨーカドー幕張店やイオン海浜幕張店などもあり、食料の調達も容易です。

さいごに

将来的に心理専門職を目指すわけでなくとも、たとえどのような道に進むのだとしてもこの講義には価値がある、あるいは価値があるようにしたい、といったような先生方のお話もありました。私自身、この先どのような人生を歩んでいくにしても、この講義には大きな意味があったように感じています。

まだあと半年続きます。できるだけ多くのことを吸収していければと思います。